勾配設定機能付回転レーザーレベル 　SLH-600

2軸での勾配を直接設定可能

勾配設定機能付回転レーザーレベル SLH-600は、建設、土木、測量などの現場で使用される精密測定器具です。この装置は地面や建築物の水平や垂直を正確に測定し、特に土地の傾斜を計算する際に重要な役割を果たします。自動整準機能により、設置した後、装置自体が水平を自動で探し出し、高精度で安定したレーザービームを提供します。これにより、正確な測定が可能となり、建設工事の効率と精度を大幅に向上させることができます。

完全自動整準機能を備え、±8°の範囲内で自動的に整準します。また、直径約600mの範囲をカバーすることができ、精度は水平±10″（±0.5mm/10m）です。勾配設定は-5%から+5%の範囲で、精度は±0.1mm/1mと非常に高い性能を持っています。

本体の特徴としては、気泡管や整準ネジが不要で、置いて電源を入れるだけで自動整準が可能です。また、振動に強い設計がされており、現場の微振動でもローターを停止させずに整準を維持できます。さらに、レーザー照射遮断機能も備えており、必要ない方向への照射を防ぐことができます。

電源は単1乾電池×3本または専用の充電式Li-ion電池で、連続使用時間はアルカリ電池で約35時間、充電式電池で約28時間です。防塵・防水機能も備え、IP56相当の性能を持っています。

付属品としては、リモコン、受光器などが標準装備されており、受光器は最大半径約300m（直径約600m）の検出が可能です。リモコンは2.4GHz帯で双方向通信が可能で、電波法にも適合しています​。